就活塾を開きました(その1)

福岡大学のゼミ生から発案があって、ぜひ就職活動の勉強会を依頼され

1月と2月の2回、福岡で開きました。

内容は

(1)最近の就職状況

(2)最近の景気状況と企業活動の変化

(3)企業選択のコツ

(4)エントリーシートについて

(5)面接のコツ

などです。

企業経営者の目線で、採用する側の考え方を説明したところ、学生の反応は

驚きやら納得やら、さまざまな反応が有り、私にとっても有意義でした。

最近の日本経済はマクロ的に見れば

国際的に見れば、円高、グローバリズム、資源競争、新興国の台頭

国内的に見れば、少子高齢化、震災復興、国の財政再建、社会保障と税の一体改革

など、多くの課題が相互に複雑に絡む連立方程式になっています。

単純な解答、処方箋が見つからないからこその閉塞感

また企業活動はさらに複雑化して

成熟化した国内市場での生き残り戦略と急成長する海外市場での成長戦略のバランス

製造業の海外シフトは加速し、サプライチェーンのリスクを考慮して製造販売の現地化が進み、ますます国内空洞化が進む様相を呈している

流通小売業も海外シフトに成長戦略の軸足を移し、海外出店に重点を移し、人材のグローバル化も加速している

こんな経済状況の中では、雇用状況も大きく好転する要素は少なく、厳しい就職活動が

定常化している。

昨年の未就業学生9万人が今年の就職戦線に参加するという報道もある。

ますます厳しくなる新卒雇用環境について考えていきたいと思います。

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