学生から就活にていて良く相談される。
どうしたら、就活で成功するのか?
何を、どう、準備したら良いのか?
自分はどんな企業が向いているのか?
自分はどんな職種が向いているのか?
なにせ、就活は彼らにとって初めて事でありながら、学生時代最大のイベントである。
不安と期待を抱きつつ、就活に入っていく。
出来るだけ、わかりやすく、しかも個別にアドバイスする必要がある。
しかし、これまで多くの学生と接してきた経験上で、必勝法なるものがわかってきた。
要は「希望する企業から、欲しい人材と思われるか?」という事である。
どんな学生が求められるのか?それは企業にとって異なるが、共通点も多い。
「学業」が標準以上であることが望ましいのは当たり前として、最も重視されるのは
「人間力」である。「社会人基礎力」と言っても良い。
1.明るく爽やかに笑い、通る声で大きくハキハキと答える。
2.基本的な社会常識とエチケットを身につけ、敬語を当たり前に話せる。
こんな所は、常識と思われるが、意外に身につけていない学生も多い。
3.自分の強み、弱みを認識している。
4.自分の適性と職業について良く考えていて、職種、業種を選んでいる。
5.入社後の自分の会社人としてのイメージを持っている。
これは、自己分析や企業選択の時に、彼らが一番悩むところでもある。
6.文書、または口頭で、自分を表現し、面接者に印象づける話ができる。
7.学生時代に、一生懸命に取り組んだ経験(部活、ゼミ活動、研究)を持っている。
8.学生時代に、部活やゼミ活動で、大いに人間的成長を実感した経験がある。
(1)要は、先生や先輩後輩の関係でもまれ、人間関係を悩み考え、乗り越えてきたか?
(2)単位目的の学習のみで無く、興味ある課題を設定した自主的な研究で、
知恵を絞り頭をフル回転させ、オリジナルの考えや発想の、大切と面白さに、気づいたか?
(2)大なり小なりに関わらず、集団生活で自分の居場所を確保し、仲間を作り
周りを巻き込み、目標に向けて集団をまとめ、または支え、励ましあって、協力しあい
目標を達成してきたか?
(3)多少の失敗をおそれず、挑戦し、努力し、時には挫折をし、最後まで続けたか?
(4)面接の時に、学生時代の経験として、どうどうと自信を持って、自分を表現するに
ふさわしい話題があるか?
どうもこの辺が、就活の必勝法なるのもではないかと感じている。
「基礎学力」と「人間力(社会人基礎力)」
いってみれば、生まれてからの「生き方」そのものが、本人の性格や人格を
形成している。
そして大学時代は社会人になるための準備期間として、一人の大人としての
人間形成時代であり、その人の人間的魅力を形成し成熟させる大切な時代である。
就活での面接では、学力よりも「人間力」を観られている。
就活は「就活以前の学生時代の充実度で決まっている」と強く感じている。