2022年3月9日、Appleの新製品発表会があった。
毎回楽しみにしている。毎回驚かしてくれる。なんといっても最新CPUであるM1ultraが最高の刺激を与えてくれた。
2020年11月にM1が発表され、新しいパソコンの歴史が始まったと感じた記憶が蘇ってきた。
それまでのパソコンは20年以上前から、WindowsマシンもAppleマシンもIntel製のCPUを搭載してきた。
そのため基本性能は大差なく、OSとアプリケーションの操作性や機能で差別化され競争し、市場を形成して来た。
コンピューターを趣味として40年が経過し、ソフトウエアー開発を仕事として30年経過した私にとって、今回のM2ultraの登場は、我々は新しい時代への猛烈な移行期間の中に居るという感動を私に与えてくれた。
コンピューターの利用形態が革命的に進化している。
コンピューターもパソコンにとどまらず、スマホ、タブレットと形を変え、室内から解放され、野外でも4G、5Gといった新しい通信手段を獲得し、GPSや加速度センサーなどの新機能も備え、ますます変貌している。サーバーもクラウドセンターに進化し、膨大な情報を扱う能力を得た。世界中に分散するクラウドセンターが相互に接続され、人類が想像できない大量のデジタル情報を蓄積し、そのビッグデータを得たAIが利用者ごとの特徴分析を行い、ターゲッティング広告を駆使し、新しい顧客体験を提供するまでに進化を遂げている。
このような環境の中で、今回Appleはパーソナルコンピューターの分野で、使えこなせないのでは無いかと思えてしまう程の高性能マシンを発表してきた。
このハードウエアーのイノベーションがどんなソフトウエアーとサービスのイノベーションを引き起こすのかと思うと、ドキドキ感が止まらない自分が居る。
21世紀は始まったばかり。
ますます進化するデジタル技術がどんな世界を生み出していくのか?
世界が変貌するようなインパクトを与えるのか?楽しみで仕方が無い。