オムニチャンネルの本質にビックリ!

先日、東京で開催された、流通問題研究協会のCIO育成講座での話

 一つの企業が一つの販売チャンネルの時代はシングルチャンネル

 一つの企業が、店舗以外にネット販売を始めたら、マルチチャンネル

 一つの企業が、M&Aを重ね、複数の販売チャンネルを持ったらオムニチャンネル

 いやー!実に簡単明瞭で分かりやすく、本質をずばり突いていて、やっと理解できました。

流通業企の販売形態が、コンビニなのかスーパーなのか、百貨店なのか、インターネット販売なのか?
カタログ販売なのか、訪問営業なのか?まさに販売チャンネルは多様化しています。

これが、企業連合かM&Aで集合体を形成し、その相乗効果を最大化する為に、オムニチャンネルが必然的に創造されて来たという歴史を知り、米国の流通業のダイナミクスを痛感しました。

一般的にチャンネルごとに部門最適化されたシステムの相互連携は困難であります。

しかし、米国は、以前からオンライン、リアルタイム、サプライチェーン、電子マネー・クレジット決済、マスター標準化、EDI標準が進んでいた事がこのオムニチャンネルの進化を加速したという背景を知って驚きました。

 同時に日本の流通業のITシステムの課題と限界にも気づきました。

 いまだにバッチ処理中心の基幹システム
 リアルタイムに店舗在庫、流通在庫が見えないシステム
 マスター統合が進まないM&A企業群

 従来の商品ID中心のデーター構造から、顧客起点のシステム体系化への変身が急務であります。

 オムニチャンネルへの理解が深まるのと同時に、大きな課題が見えて来た一日でした。

 さあ!がんばろう! 面白くなってなってきた。

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