21世紀型の産業構造とは

21世紀に入り、はや10年が経過しようとしています。

この間、「IT不況」と「リーマンショック不況」の2つの大きな不況に見舞われました。

世界がITで繋がれ、連鎖的に一瞬で情報が世界をかけ巡り、不況も人類が初めて体験した「世界同時大不況」の様相を呈しています。

おおむね、不況からの脱出局面になってきておりますが、2年前の景気状況には戻らないようにも思えてきます。

何故なら。。。。。

世界が大変貌を遂げようとしています。

「G7かたG20」と世界経済の主役がBRICsとVISTAに移りつつあります。

世界的にCO2削減と原油高騰を受けて、省エネ、エコに一斉に向かいつつあります。

日本の主力輸出産業の自動車、半導体、家電も大きな曲がり角に来ています。

「ものづくり」から「サービス」へ

20世紀型産業は消費者の所有意欲を刺激する「もの」の大量生産型産業構造でした。

とくに日本では、現在「もの」が売れません。価格を下げても売れません。

だからデフレスパイラルに入っています。

ではどうするべきでしょうか?

単純な答えは無いと承知しておりますが、私の私見では。。。

「サービス起点型のビジネスプラン」になっていると思います。

「もの」はあくまでサービスを享受するための道具にすぎません。

「もの」単独では、消費者は十分な満足は得られないのです。

いい例は「iPOD」です。

消費者は「iPOD」が欲しいわけではなく、音楽を高音質でいつでもどこでも身近に利用したい。

またインターネット経由でサービスされる音楽配信、動画配信サービスを受けたいから手段として「iPOD」を購入するわけです。

だから他のメーカーが出す音楽端末は売れないわけです。

また「携帯電話」も同じです。

電話サービス、メールサービス、WEBサービスなどを利用する手段なのです。

本来テレビも普及の初期は同じでした。

テレビ放送サービスを得るためにテレビ受像機を買っていました。

ただ、現在はテレビ番組が魅力を失ってしまい、またテレビ受像機そのものの性能向上はあっても放送内容は魅力を失っては、テレビ受像機は売れません。

「くるま」も同じです。

以前は、「くるま」を持つと行動半径が格段に広がり、時間の制約なく自由に行動できる。遊びに、ドライブにと、「くるま」は若者の必需品でした。

現在は「くるま」以上に魅力的なサービスが溢れ、「行動の自由」が負けてしまったからだと思います。若者が運転免許所を取得しなくなったら、「くるま」は売れません。

魅力的なサービスの創造が必要です。

そのサービスを実現するインフラや道具として「もの」が売れて行きます。

「良いものが売れる時代」は終わりました。

「欲しいサービスが売れる時代」に入ってきたと思います。